Intel Core i5 14500に不具合が出たので交換してみた

パソコン

「突然のブルースクリーンに悩まされていませんか?」

自作PCを使っていると、突然のブルースクリーンが頻発して、作業が中断されることがありませんか?

私も同じような問題に直面し、原因が分からずに途方に暮れていました。

しかし、インテルCPUに起因する不具合が問題の原因だったことがわかり、最終的に解決に至った経験をシェアしたいと思います。

この記事では、私が実際に経験した症状とその原因、そしてインテルカスタマーサポートがどのように問題を解決してくれたかをご紹介します。

PCトラブルでお困りの方にとって、有益な情報が得られるはずですので、ぜひ最後までお読みください。

不具合の症状と原因の検証

プロフィールにも書いてあるが、私が自作PCに積んでいるCPU “Intel Core i5 14500”で不具合が起きたので、交換してみたという話です。

巷で、インテルCPUの13世代、14世代にマイクロコードアルゴリズムに欠陥があり、大騒ぎになっていることは知っていましたが、私が使っているのはK付きでもないし、5年の延長保証がアナウンスされたモデルでもないので、不具合が起きても別の原因と思っておりました。

PCシステム構成はこちら

PCパーツ詳細スペック
CPUIntel Core i5 14500 (14コア / 24スレッド)
CPUクーラーCPU付属リテールクーラー
マザーボードASUS ROG STRIX B760-G GAMING WIFI(Intel B760 / LGA1700)
メモリCrucial PRO DDR5-5600 32GB x2
グラフィックボードGeForce RTX 3060 12GB
SSD #1WESTERN DIGITAL WD Black SN770 2TB
HDDWESTERN DIGITAL 80EAZZ 8TB
電源Corsair SF600 Platinum(SFX / 600W)
PCケースDEEPCOOL CH360 WH
OSWindows 10 Pro 22H2
モニターBenQ PD2705U(4K 27インチ)

CPU交換前なので、当時のシステム構成になりますので、プロフィールに書いてあるものとは少し異なります。特に、この時はCPUクーラーはインテルCPUに付属のリテールクーラーを使っていました。

そして、起きた症状はこちら

  • Windows起動時にブルースクリーンになり、勝手に再起動(これが一番多く起きました)
  • Lightroomで現像、書き出し作業が終わった後、アイドル時にブルースクリーン
  • GeForceのグラフィックドライバーの再インストールに失敗する

不具合の症状が出た時にはCPUが原因とは思っていませんでしたが、ブルースクリーンが頻繁に起きる様になると、だんだん疑わしくなってきました。決定的だったのは、インテルも推奨しているCPUの劣化を検証する方法として紹介されているグラフィックドライバーの失敗

ちなみに、この間何もしていなかった訳でもなくて、原因を特定するために下記のことを行っていましたが、症状は変わらずの状況。妻用にと作っていた自作PCが似ている構成だったのが、幸いしました。

  • メモリの交換および差し直し
  • BIOSを最新バージョンに更新
  • グラフィックボードの交換
  • 電源をより容量の大きいものに交換

14世代のインテルCPUに漠然としたいや〜な予感を感じ、インテルサポートに相談した次第です。そして、これが神がかっていた!!

インテルCPUの13世代、14世代に起こっている不具合については、色々記事やYouTubeになっているので、ご興味がある方はGoogleで検索ください。”インテル CPU 不具合”ですぐにヒットします。

インテルサポートに問い合わせてみる

インテルが発売しているCPUといっても、いろいろ販売形式が異なるものが多い中、私が持っているのはボックス版と言われるもの。ただ、問題は購入証明書が手元にないこと。某家電量販店で買ったものの、領収書なんてとっている訳でもなく、なんとなくの購入月を記憶しているのみ。はたして、大丈夫なのか?とりあえずは、インテルサポートに全てを話して、相談してみることにしました。

インテルサポートに相談するにはサインインが求められるので、そんなもの登録していない私はまずインテルサポートにアカウント登録をサクッと済ませます。

そのあとは、カスタマーサポートのトップページの下の方にある「サポートに問い合わせる」を選択し、CPUの型番を選び、「オンライン・サービス・リクエスト」をクリック。

別画面が開き、同じくCPUの型番を選択します。何度同じ作業をさせられるんだとウンザリしながらも、「リクエストの作成」に進める。ここまでくれば、もう終盤。

「問題点の説明」をフリーテキストで書き込めるので、起きた症状と試したことを簡単に記載してみた。次の画面では、もしFAQに該当項目があれば、解決策が表示されるのかもしれないが、なにもなかったので、「リクエストの作成を続ける」をクリック。さらに、追加の詳細の記載を求められる。内容は下記の通りです。

  • 問題のトラブルシューティングのためにやったこと
  • マザーボードの製造元とモデル
  • メモリーのメーカーとモデル
  • BIOSバージョン
  • CPUに物理的損傷があるかの有無
  • CPUのバッチナンバー(FPO)とシリアルナンバー(ATPO)
  • 添付ファイル:(あれば)スクリーンショットなど
    ブルースクリーンになったところのスクショを撮りたかったのですが、そもそもクラッシュしているので、保存されず(バカ)、あとでスマホで撮ればよかったと反省。

入力したら、「リクエストを送信」で終了。返答メールが来るのを待ちます。

どうせ待たせるだろうなと高を括ってたら、5時間後、返答メールが届きました。早い!!!
メールには、不具合の再度の確認と下記について再度回答が欲しいとのこと。

  • 該当製品のご購入証明(納品書か領収書など)
  • 私の氏名と住所
  • グラフィックボードの型番
  • 電源の型番
  • サーマルソリューション(空冷/水冷)のメーカ、型番
  • そのほか増設機器、周辺機器の型番

購入証明はここで聞かれました。ないものはないので、ここは正直に購入証明はないことと、大体の購入日と購入場所を書いて、ダメ元ですぐに返信しました。

さらに待つこと3時間、交換対応しますとメールで返答。えっ、早すぎるんですけど!!
しかも、購入保証ないって言ってるのに、交換してくれるって、ありがたやー。ということで、交換手順の確認です。

交換までの流れを確認します。不具合品の発送→インテルで不具合品の確認→検査で承認された場合、良品を発送→手元に届くという流れとのこと。
早速梱包の準備をしたいものの、まだ作業したいことが残っていたので、作業を終わらせる&交換品が来るまでに使いたいデータをノートパソコンに退避しておきました。おそらく、交換品が届くまで、1〜2週間以上はかかるだろうなと思っての事前準備です。
結局、発送は次の日になりました。いや、インテルサポートに相談してから、ここまで1日で終わっていることがスゴイんですけどね。ちなみに発送はヤマト運輸、佐川急便であれば、着払いで良いとのことです。

6日後、ヤマトからインテルから発送されたと連絡があり、翌日の配送で届く様にお願いしました。

7日後、手元に新しいIntel Core i5 14500が届きました!!えーと、MacBookAirでやろうと思っていた作業、まだ一つもやっていないんですけど、、、全くの杞憂でした。
インテルさんのサポート早すぎて、満足度は高いです。ここまで迅速に対応してくれるメーカーさんは中々ないのでは、と思った次第です。

不具合発生から交換品が届くまで
  • 不具合発生
    ブルースクリーン頻発

    いろいろ試すものの、症状は変わらずどころか、さらに頻発する様に。

  • 1日目(基準)
    インテルサポートにリクエストを送信

  • 5時間後
    インテルサポートからメール返信

  • 7時間後
    私からインテルサポートに返信

    求められた追加詳細情報を記載

  • 9時間後
    インテルサポートから交換対応しますとご連絡

    不具合品の発送方法についての案内

  • 6日後
    良品CPU発送の連絡

    最初にヤマト運輸から連絡きました

  • 7日後
    手元に良品CPUが届く

CPU交換後の状況とアドバイス

CPU交換後は快適そのものです。交換品といっても新品ですので、まあ当たり前ですが。

ただ、交換した後にやったことも追記しておきます。

  • マザーボードのBIOSを最新版に更新
  • CPUファンの交換

まずは、BIOSの更新です。交換品を待っている間に新しいマザーボードのBIOSが公開されていたので、ささっと更新し、BIOS画面で電力設定が「Intel Default Settings」になっていることを再度確認しておきます。

次にCPUクーラーの交換です。今まではCPU付属のリテールクーラーを使っていたのですが、冷却性能と価格のコスパに優れると評判の「DEEPCOOL AK400 DIGITAL WH」をチョイスしました。
というのも、劣化させないためには、ちゃんと冷却する必要があると巷で言われていたからです。真偽はわからないですが、また同じ様なことになるのは困るので、念のために対策をしました。

あとは、妻の自作PCにもIntel Core i5 13500を使っており、こちらも同様の不具合が起きないかと心配なところです。こちらも、最新のBIOS更新と「Intel Default Settings」の設定。冷却性能の高いCPUクーラーに交換済みです。

今回、残念ながらインテルCPUが原因でブルースクリーンの不具合が起きてしまいましたが、総じてインテルサポートの対応にはかなり満足しております。インテルCPU不具合の一連のニュースを見ている時には、次の自作PCを組み立てる時には、AMD CPUにしてみるかなと思っていたのですが、今はこれからもインテルCPUを使い続けようと考えています。
過去の経験から、自作PCのマザーボードには、ASUS ROG STRIXシリーズを信頼して使い続けていますが、私のケースに入るMicro ATXでAMD CPU対応(AM5)のマザーボードはないんですよね。
そんな状況もあって、インテルを選んでいましたが、今回のこのサポートの手厚さも考慮するとやっぱりインテルを使いたいなと思う様になりました。サポートって大事ですね。

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