モバイルバッテリー選びの基本:デバイスに最適なバッテリー出力を見つけよう
もはやお出かけの必需品にもなっているモバイルバッテリー。ただなんとなく、使っているかもしれませんが、もしかしたら充電するデバイスに合わせてバッテリーを選んであげると、もっとハッピーになるかもしれません。私はいくつかモバイルバッテリーを持っていますが、何を充電するか目的に合わせて持っていくモバイルバッテリーを使い分けています。
その中で、モバイルバッテリーを選ぶ際、最も重要なポイントの一つが「バッテリー出力」です。適切な出力を選ばないと、充電が遅かったり、最悪の場合はデバイスが正常に充電されないこともあります。では、どのようにして自分のデバイスに最適なバッテリー出力を見つければ良いのでしょうか?
デバイスの充電仕様を確認する
まず初めに確認すべきなのは、充電しようとしているデバイスの充電仕様です。スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど、デバイスごとに必要な電力は異なります。一般的には、充電器やデバイスの取扱説明書に「○V ○A」という形で記載されています。例えば、「5V 2A」の表記があれば、そのデバイスは5ボルト、2アンペアの出力を必要としていることを意味します。
ちなみに私の手元のデバイスはこんな感じです。
スマホ(iPhone15) | 20W以上で急速充電 |
タブレット(iPad Air) | 20〜30Wが最適 |
パソコン(MacBookAir M2 13インチ) | 30W以上 |
カメラ(Canon R6 MarkⅡ) | 5V 3A、9V 3Aで充電可 |
最初からワット数で書いてあればいいのですが、カメラの様にボルトとアンペアで分かれて記載されていることもありますが、そんな時はアンペア(A)とボルト(V)をかけるとワット(W)になります。
この場合、5V x 3A = 15W もしくは 9V x 3A = 27W となります。
他にもポータブルWi-Fiルーター、ポータブルゲーム機、電子書籍リーダー、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチを充電したいと思っている方もいるかと思いますが、考え方は同じです。
以上をまとめると、私に必要なモバイルバッテリーのワット数は30W以上であれば、想定しているデバイスを全て満たすことができそうです。
モバイルバッテリーの出力を確認する
必要なワット数がわかったら、今度はモバイルバッテリーの出力を確認します。多くのモバイルバッテリーには、「出力(Output)」という表記があります。これは、バッテリーが提供できる最大の電力を示しています。デバイスの充電仕様に合わせた出力を持つバッテリーを選ぶことが大切です。
接続するポートの種類とケーブル
ポートの形状とケーブルも大事です。充電の始まりから終わりまで、必要なワット数に対応したものを用意しないと、そこがボトルネックになって、充電できないこともしばしばあります。
形状 | 規格 | 電流(最大) | 電圧(最大) | 電力(最大) |
Type-A | USB 2.0 | 0.5A | 5V | 2.5W |
USB 3.2 Gen1 | 0.9A | 4.5W | ||
USB 3.2 Gen2 | 1A | 4.5W | ||
Type-C | USB Type-C 1.5A | 1.5A | 7.5W | |
USB Type-C 3A | 3A | 15W | ||
USB PD | 5A | 48V | 240W |
表にすると一目瞭然ですが、USB PDが圧倒的なワット数となっており、一番急速に充電できそうですが、それもデバイスと充電器・バッテリーが対応しての話です。
私がモバイルバッテリーで充電したいと思っているデバイスは全てUSB-TypeC対応なので、ここは素直にUSB PDの対応のバッテリーとケーブルを準備します。ケーブルにも対応ワット数が記載されていますので、30ワット以上のものを選びます。実際に手元に揃えているのは、60Wと100Wと240Wのケーブルがあります。ただ、対応ワット数が大きくなるとケーブルが太くなり、取り回しが悪くなるので、注意が必要です。
薄型モバイルバッテリーの魅力と選び方
日常生活や外出時に欠かせないモバイルバッテリーですが、その中でも特に人気が高まっているのが「薄型」のバッテリーです。私も持っているモバイルバッテリーは全て薄型です。最初から薄型を狙って購入していたわけではなく、いろいろな形のものを持っている中で、使いやすいものを残していったら、薄型のモバイルバッテリーでした。私なりに考えている薄型モバイルバッテリーの魅力と、選ぶ際のポイントについて詳しく解説してみたいと思います。
薄型モバイルバッテリーの魅力とは?
薄型モバイルバッテリーの最大の魅力は、その「携帯性」です。従来のモバイルバッテリーは、容量が大きくなるほどサイズも厚くなり、持ち運びが不便でした。最近のモバイルバッテリーは進化しており、特に薄型バッテリーはスリムなデザインなので、ポケットや小さなバッグにも簡単に収まります。これにより、外出先でもストレスなく持ち運ぶことができ、必要なときにすぐに取り出して使用できます。
さらに、薄型バッテリーはデザイン性にも優れています。スマートフォンと一緒に持ち歩くことを想定しているため、シンプルで洗練されたデザインが多く、ビジネスシーンやカジュアルな場面でも違和感なく使えます。
私はパンツやカバンのポケットにモバイルバッテリーを忍ばせておき、ケーブルだけ出してデバイスに繋げているので、スリムなデザインをチョイスしています。
薄型モバイルバッテリーを選ぶ際のポイント
薄型モバイルバッテリーを選ぶ際のポイントをまとめてみました。
容量と重さのバランス
薄型バッテリーは、その携帯性を活かしながらも、容量と重さのバランスが重要です。スマートフォンを1〜2回フル充電できる容量(5000mAh〜10000mAh)が一般的ですが、頻繁に使う方やタブレットなども充電したい方は、もう少し容量が大きいものを選ぶと安心です。ただし、容量が大きくなると重量も増すため、自分の用途に合ったバランスを見つけることが重要です。
個人的にはやはり売れ筋の5000mAh〜10000mAhがちょうど良いと思います。
出力とポートの数
充電したいデバイスに適した出力を持つバッテリーを選ぶことも重要です。例えば、スマートフォンだけでなく、タブレットやノートパソコンも充電する場合は、急速充電対応のUSB-Cポートがあるモデルを選ぶと便利です。また、複数のデバイスを同時に充電したい場合は、複数の出力ポートがあるバッテリーがいいと思います。
デザインと耐久性
薄型バッテリーは見た目が重要視されがちですが、耐久性も考慮する必要があります。外出先での使用が多いため、傷や衝撃に強い素材を使ったものや、滑りにくい表面加工が施されたものを選ぶと長く使えます。さらに、モバイルバッテリーは頻繁に使うものですから、手に馴染むデザインや、使い勝手の良い形状を選ぶと愛着が湧きます。
今回はモバイルバッテリーについて、思っていることを書き連ねてみました。実際の商品の紹介も今後していこうと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
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